マコト

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のマコトのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズ完結記念、改めて見ました。
新三部作の完結編。フォースにバランスをもたらす者として予言されたアナキンが暗黒面に堕ちて行くのですが、改めて見るとアナキンの選択は本当に悪なのだろうかと、考えてみました。たしかに多くの殺戮をおこない、果てはパドメまで手にかけようとしたことなど見れば、彼は悪人です。だけど、暗黒面に堕ちてしまう直接のきっかけは母の死、そしてパドメの死の夢、大切なものを、もっと簡単にいえば家族を失うことを防ぐためであり、共感してしまうことだったので、とても複雑な気持ちになりました。
「天気の子」という映画で、主人公の穂高は世界が形を変えてしまう、もしかしたら破滅してしまうかもしれないけど、世界を救うために犠牲になろうとしてる日菜を、解っていながらも救う選択をして、世界の形を変えてしまいました。穂高の選択と、アナキンの選択に違いはあるのですか。どちらも、愛する人を救うためには世界をも捨てるという選択です。もし、アナキンを責める、もしくは残念と思ってしまうのは、あまりにも酷だと思いました。パルパティーンの言葉に、これも運命だ、とありますが、タトゥーインでアナキンがジェダイとして見出だされたときから、彼の悲劇は始まってたのかもしれないです。
ただ、ボタンのかけ違えみたいに、あの時、あの時、があって悲しい結末になってしまって物凄く心を締め付けられる物語です。
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