大なり小なり疎開者が村人から迫害された事実はあるのだろう。開巻北海道の大自然の風景がカラーで映し出された際はいつもの木下惠介映画と同じテイストであったが、スタッフクレジットとともに、木下忠司の不気味…
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集団主義の恐怖!
ホラー以上にホラー!
ゾンビより恐い村人たち!
イヤミス以上の不快感!
権威の盲信、アジテーターへの容易な
追従と暴走、
アウトローの世界が、
これでもかと展開する。
テンポ…
the日本的胸糞作品。
大御所俳優陣の若かりし頃の姿。
美しすぎる。
戦時中のフラストレーションが、狂気に加速をつける。
おそろしすぎるけど、日本人の特性を表しているような気がしてなんとも言えない気…
ロングショットの緊張感のなさにガッカリしました。
ロングショットはその場の状況を端的に説明する用途としては、とても便利な画面サイズです。
それ故にカメラ位置と画角を丁寧に決め、的確なタイミングで挿…
No.3800
木下恵介については詳しくないんだけど、これは彼の作品群の中でも、やっぱり珍品なのか?
思ったよりバイオレンスでサム・ペキンパーかと思ったw
あるいは西部劇? アメリカン・ニュー…
二次大戦末期という極限状態が、山間の小さな村に凄まじい狂気をもたらす。村長の息子との縁談を断ったことをきっかけに、疎開者一家へと行われる激しい村八分。はけ口を見つけたのを良いことに、戦時下で溜まりに…
>>続きを読む太平洋戦争末期の北海道を舞台に、村の定住者と疎開者の間に起きる争いとその悲劇的顛末を描いたバイオレンス映画。木下惠介監督作品としては異例の暴力描写の多い問題作。
戦争というものは、同じ土地に住む…
木下惠介はロングショットに冴えを見せる監督なので、北海道の小村を舞台にした本作は必然的に良くなる。手前と道の奥の人物とのすれ違いを豆粒のような小ささで捉えた画などまるで「アラビアのロレンス」だ。
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