とーるさんし

死闘の伝説のとーるさんしのレビュー・感想・評価

死闘の伝説(1963年製作の映画)
3.7
木下惠介はロングショットに冴えを見せる監督なので、北海道の小村を舞台にした本作は必然的に良くなる。手前と道の奥の人物とのすれ違いを豆粒のような小ささで捉えた画などまるで「アラビアのロレンス」だ。

ナレーションと台詞は説明過多で微妙だし、ずっと鳴り響くアイヌ楽器は訳のわからんノイズと化している(これは鳴り止む瞬間が珍妙で効果的とも言えるが)ので全肯定はし難いが、楽しめる映画。
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