北海道の寒村で起こった村民同士の殺し合いから、日本社会の問題点を浮かび上がらせた野心作。
サンドイッチ式回想でパンにあたる部分がカラー。具はモノクロという趣向。
中支で見かけた虐殺やってた士官は地主…
1963年。北海道のある村、今ではみんな平和に暮らしているここで戦時中に起きたムラ意識や戦時のフラストレーションなどが重なって爆発した惨劇を描く。木下恵介監督ブチギレの、陰湿と暴力と怒りが渦巻く一…
>>続きを読む日本の心は死んだ
【初木下恵介監督】
✍️日本人の悪質な集団心理。戦争中なら尚更悲惨に決まってる。
🟩戦後を代表する映画監督,木下恵介(きのしたけいすけ)の戦争映画です。木下監督は、国内での…
このレビューはネタバレを含みます
ドリーショットを多用し長回しでとらえた力強い演出がすごくよかった。引きの画が印象に残るし、寄りで撮った表情の切り取り方も凄くてかなりドキドキしながら観た。めまいショットの乱発はあまり好きじゃなかった…
>>続きを読む 「これが一億一心、心を一つにして戦っている日本国民のすることでしょうかね…」
83分しかないのにズシンとくる。
冒頭、画に描いたように長閑な北海道の風景が映し出され「あれ、見る映画間違えた…
あのサム・ペキンパーのようだ!というのと、日本の戦争映画にはまず見られない、戦争加害者としての側面を珍しく捉えている作品、と聞いたので、DVDまでお借りして見ました。
当たり前ですけれどどんな戦争…
木下恵介監督による凄まじい戦争映画。日本が降伏する数日前。舞台は北海道の片田舎。行われるのはペキンパーばりの銃撃戦!おそらく、本作は加害者としての日本人が描かれた数少ない戦争映画だと思います。その一…
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