スギノイチ

酔いどれ波止場のスギノイチのレビュー・感想・評価

酔いどれ波止場(1966年製作の映画)
2.5
このシリーズは毎回違う土地が舞台になるようで、せっかく良いキャラしてた前作の登場人物たちも1作限り。
内容的には1作目に近く、序盤なんかはリメイクかと思うほどだ。
キャストも似通っている。

スラムから波止場へと舞台を移し、アメリカかぶれのギャング(藤岡琢也)と間抜けなヤクザ(遠藤辰雄)、さらに生臭和尚(多々良純)…
3つの悪を相手どる。
中盤でギョロ松が突然ギターで「河内音頭」を弾き語りして修羅場を収めるシーンは必見。

クライマックスでは放水銃から黄色いペンキを射出してヤクザを相手に大暴れするなど飛び道具的な演出が目立つ。
明らかにシリーズ完全終了を意識した作りであり、全体的に息切れ感が漂う。
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