だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した…
ずっと観たかった作品。
ダークファンタジーと聞いていた通り、美しく、儚く、残酷で、悲しい物語。不思議な魅力で溢れている。
妖精や怪物の風貌が強烈で、緊張感の続く独特な世界観は好み。
スペインの暗黒時代。少女オフェリアに容赦なくやってくる残酷な現実。ただただそこから逃れたかったオフェリア。苦しみから解放されたラストには、悲しいけれど安堵する。解釈は人によって分かれそうだけど、私は永遠の幸せを見つけたハッピーエンドと捉えたい。そうでないと、オフェリアは浮かばれない。
観終わって切なくやるせない余韻が残る、大人向けの重いお伽噺だった。
観て良かった💮オススメ!