ナミモト

パンズ・ラビリンスのナミモトのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.8
1944年スペイン内戦下、主人公の少女オフェリアが、自分が置かれた苦しい現実から逃避するためのファンタジーと、現実の出来事が交差する展開が素晴らしかったです。

空想の中では、自分は本当は地下の国の、この地上に出た時に記憶を無くしてしまった女王様で、地下の国の王様はいまでも自分を探していて、自分は必要とされているのだと、苦しい現実から心を離脱させるためのファンタジー。地下の国の王様は、他界した実父であり、地下の国は現実のレジスタンス活動のメタファーとも捉えられます。
ナミモト

ナミモト