K

パンズ・ラビリンスのKのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.6
2度目。

スペイン内戦を背景に持つ1944年のスペインを舞台に、残酷な現実と少女が幻想するダークなファンタジーが交差する。

白紙の絵本を開くと次々と"物語"が現れるように、現実でもこの先なにが起きるかなんて決まってはいなくて、次々起こる試練に正しい判断をして切り抜けていったその先に、本物の"名誉"があるってことかな。

自分の信じる正しさのために戦う人たちが辿り着く、悲しくも美しい物語。

数年ぶりに見たが、記憶よりも重い話で唖然とした。ラストが唯一悲しみの中の救い。

***
4.1->3.6
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