華

パンズ・ラビリンスの華のネタバレレビュー・内容・結末

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画が日本上映終了に伴い1週間限定ロードショーとのことで観に行きました。

私も含めて観客が6人くらいしかいない空間。あまりの人の少なさに皆さんもっと観て…!とも思ったのですがこの空間でこの映画を観られるのはとても贅沢だなと。堪能しました。

やはり段々と、途中からもうずっとしんどくて、精神的にも肉体的にも削られる。喉元をずっと押し付けられているかのような窒息感。観終わっても虚しさしか残らないのですがこの感覚が私は好きです。大好きですね。変態でしょうか笑

現実と空想の境目が曖昧で、地続きのようなその描かれ方によってオフェリアの境遇がより際立っている気がします。それらを示唆するモチーフも散りばめられていて考察したらきっと面白いのだろうなあと。

あとはあの印象的な子守唄のメロディが大好きなのですが、劇場の音響で聴けて大大満足です。しばらくは鼻歌が止まりません笑 再上映ありがとうございました。
華