うみぼうず

サボテン・ブラザースのうみぼうずのレビュー・感想・評価

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)
4.0
前半イマイチかな?と思ってたけど中盤からだんだんと面白くなってきてラストまで観れた。歌う木と見えない騎士はなんだったのか…何か見逃してしまったのかと見返してしまった。

悪役のエル・グアポ側も後半は愛着が出てきて、フェフェが死んだ時はちょっとだけ悲しくなった。グアポや盗賊の仲間たちにも家族がいて、無事を祈っているなど実は奥行きある作品なのかと。あのセーターは、盗賊がセーターかよ!と思わせつつ愛する人の無事を祈る象徴でもあり、その点良かったなぁ。

スリーアミーゴスちゃんと強いじゃん!となるまでだいぶ時間かかるしシュールコメディでテンポもそんなに良くないけど最後まで観たら結構好きな作品になっている不思議。

Wikiによると、ブルース・ブラザーズのコンビが出演していたかも?とか、スピルバーグ監督予定でロビン・ウィリアムズとビル・マーレイが出ていたかも…などとだいぶ夢広がる作品。「ザ・マジックアワー」っぽいなと思っていたら三谷幸喜が一番感銘を受けたとのことで、なかなか面白い作品でした。
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