nisui

サボテン・ブラザースのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

荒くれ者に困り果てていたとあるメキシコの小さな村のお嬢さんが荒くれ者を退治してもらうべく呼び寄せたヒーロー三人組は映画俳優だったから何の役にも立たなくてさあたいへん、もしくは映画会社をほっぽり出された俳優三人組が依頼を受けてメキシコの小さな村まで演技対決をしにいったら実弾対決をさせられてさあたいへんというお話。
「あの三人の中で誰がステキ?」「あのトンマな人かな」「どのトンマよ?」と言われるくらい揃いも揃ってトンマな三人組が主人公。最悪の状況をまわりのカンチガイと強運で乗り切るあたりにヤンキー漫画のルーツを知りました。
悪役がどこかぬけてて憎めないのもいい感じ。手下どもからの誕生日プレゼントのセーターにニコニコ顔のボス、その後のシーンではさっそくプロデューサーばりに肩に羽織ってたり。和むわ~。
銃撃戦があるからバカスカ人が死にまくるんだけど、細かいことは気にしない方向で、明るく楽しく!わかりやすい勧善懲悪モノでありながら逃げてばかりじゃダメだという教訓もあり、心あたたまるいい映画でした。
みうらじゅんがラジオで「サボテン・ブラザーズを好きな人に悪い人はいない」と言っていましたが、わかる気がします。
nisui

nisui