高度な技術は魔法と変わらない、という点でドラえもんはすでに魔法使いのような気もしつつ、しかしそれでも「魔法が使えたらなぁ」と思ってしまうのがのび太くん。
「もしもボックスで、魔法の世界で…『大暴れ！』」かと思いきや、そうは問屋が下さない。
世間の厳しさを教えてくれるのもまたドラえもんのSF（少し不思議）だったりします。
多くの子どもたちに夢を与えると同時にトラウマも与えた今作ですが、個人的にはメデューサが最高に怖かったなぁと30年ぶりに思い出しました。
そして美夜子さん。登場時は「ただキレイ目のゲストヒロイン」なのに、猫になったり戻ったり、カッコよかったり可愛かったり、リルルと並ぶ歴代屈指のゲストヒロインですわ。
「初見でも楽しく、しかし2周目はこれ以上に感動する」
そんな経験できるものかと思っていたのも随分昔。まさに「記憶を消してまた観たいけど、消さずにもう一度観てみたい」と思わせる一作。
