集会と猿回しに何の関係があるんだろうというセリフが出てくるけども、それがこの映画全体を象徴していたと思う。
オルグ、アジトなどの専門用語(笑)を使いつつ真面目に組合運動、社会運動を描写する一方で、ぶっ飛んだ美保純による青春学園物語との対比が興味深かった。
この時代なのにGTOとの類似性がみてとれたり、製作に日教組が絡んでいるのに、この教員像を良しとするのもすごい(個人的にはこんな教員は大好き)。
それだけ牧歌的だったとも言えるかもしれない。
そしてこの路線、JRからも分離され、特急なども走らなくなった今観るとなかなかに味わい深かったり。