まずこの映画で素晴らしいと思ったのは映像美。
ダライ・ラマ14世がインドへ亡命するまでの
半生を静かに描いた映画だったけど、
モロッコで撮ったという
その壮大な土地の様子は、
静かな雰囲気に大きなエ…
1935年、チベット北部アムドのタクツェルという町。山は雪化粧をし、底冷えするような寒さの中、1人の男の子が生を受ける。9人兄弟の末っ子が生まれる時父親は病気で、母親は一人で彼のこの世に生を受けた…
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おそらく敬虔なクリスチャン(なんだろうと思っている)のスコセッシが描くチベット仏教の神性と信仰、ダライ・ラマ14世の半生。ややオリエンタリズムも目につくので遠藤周作“沈黙”の映画化は若干不安だな…無…
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まず驚いたのが、権力者が統治する世襲制が当たり前の時代に、先代の生まれ変わりを探しだして即位させるという習慣。
"他人よりもどれだけ多くの財と名声を残せるか"が中心である今の時代に、人々を導くために…
セブン・イヤーズ・イン・チベット(以下、SYIT)を見てから、自分の中でチベット熱が再燃。
チベット関連の映画を探していたら遭遇した作品がこちら。
本作はダライ・ラマ14世の反省を描いた作品。
記…
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