ヘンダーソン

クンドゥンのヘンダーソンのレビュー・感想・評価

クンドゥン(1997年製作の映画)
2.7
宗教と文化と近代化の在り方について考えさせられる。恐らくこれを観た日本人は、中国のやり方に憤りを感じる人が多いだろう。だが、第三諸国への文化の侵略は我々も当然の如く行なっている。
チベット迫害はわかりやすい侵略だから、こんな風に映画にもしやすいけど、グローバリズムは自分が侵略に加担しているのが認識しにくいのが厄介だと思う。自分たちも侵略してる一員としての自覚を持つべきだ。

勉強にはなるけど、映画的には地味だし、西洋人が見たオリエンタリズムといった部分が鼻につく。