ダライ・ラマ14世の半生を描いたという映画。
小学生の時になぜか見た記憶があり、また観てみると所々覚えているシーンがあった。
あの頃より多少は理解力がついたので、ダライ・ラマ14世がいかに困難な時に生まれて来たかがわかった。
「徳とカルマは決して裏切らない」という言葉に真理の重みをずしっと感じた。
ダライ・ラマ氏は、長い旅に出る前に、自分はまたチベットに戻って来れるだろうという希望のヴィジョンを見る。
人が個人を超えて生きているなんて、平々凡々な私ではとても理解できる事ではないだろうけれど、こういう崇高な思考や生き方は、たとえ映画でも心の淀んだ流れを一掃してくれた。