チベット版ラストエンペラー的物語かなと思いきや想像以上に仏教的内容となってて良かった。
幼少期にダライ・ラマ14世に選ばれ、以後80年以上国を支え続けることとなったダライ・ラマ。
彼が国を離れるまでのドラマを淡々と描き、それとは対比するように悲劇的シーンを残酷かつ美しく描く分配率はまさにスコセッシテイストだなと
毛沢東がランドル・パークに似ているせいで笑いそうになったところもいいスパイスだということにしよう。笑いがなかったら重すぎるもん
ただ、難点を書くなら撮影監督はロジャー・ディーキンスではなくヴィットリオ・ストラーロやクリストファー・ドイルレベルの狂ったカメラワークが欲しかった
ディーキンスだと真面目度が全面的に出過ぎ。あいつ悟ってるやろ