MoscatoBianco

クンドゥンのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

クンドゥン(1997年製作の映画)
3.0
ダライ・ラマ14世ご本人にもインタビューして脚本書いたそうです。そのわりには、あるいはそれだからこそ? 映画的な盛り上がりはあまりありません。

非暴力主義は相手が悪いと通用しない実例です。逃げるしかありませんでした。

なんか映画観てる限りでは、食卓でお父ちゃん席を奪取しようとしたり、「これは僕のもの!」とか言って人の物を自分の物にしようとしたり、生意気なちびのようでした。

ということで、今はインドにお住まいですが、後継者はどうするんやろ? と思いました。高齢だし。もうチベットで探しまわるわけにもいかないし。
『リトル・ブッダ』みたいにアメリカの白人でもOKとか?

でも、そこはいろいろお考えがあるようで、「指名もしくは選挙によってゲルク派(※1)のしかるべき高位の僧に次期指導者の地位を委ねる旨を示唆している」そうです。

※1:チベット仏教4大宗派の1つで、ツォンカパ(※2)の開いた宗派である。黄帽派とも呼ばれる。ガンデン寺を総本山とする。ダライ・ラマ、パンチェン・ラマ(※3)もこの宗派に所属している。

※2:ツォンカパ(1357年 - 1419年)は、チベット仏教最大の学僧であり、代々のダライ・ラマの所属する宗派ゲルク派(黄帽派)の開祖

※3:チベット仏教ゲルク派においてダライ・ラマに次ぐ高位の化身ラマへの称号
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