babaちゃん

クンドゥンのbabaちゃんのレビュー・感想・評価

クンドゥン(1997年製作の映画)
4.7
冒頭英語で興醒め、だが仕方ないと諦めて観る。
途中から気にならない。映像の美しさはさすが。
ダライ・ラマ転生を信じているチベットの人々。
ダライ・ラマの半生とインド亡命を通し
中国共産党のチベットに対して迫害侵略の歴史。

チベット仏教の一端が観られる。
チベットの青空と鳥葬の生々しさ。
シャーマン的な儀式。
砂曼陀羅の美しさと完成後すぐに壊す潔さ。
諸行無常、儚さの象徴という。

インド発祥の仏教だからなのかな?
チベットの寒い地で熱い気候のインド僧と同じ恰好。
その地に合う柔軟性があってもよいのに寒そう。

毛沢東から今も続いている迫害と侵略。
人種と文化を壊すジェノサイドを行う中国。
ラサは今や中国の観光地と化している。
国際社会が出来ることは何だろう…涙が出る。
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