子馬

クンドゥンの子馬のレビュー・感想・評価

クンドゥン(1997年製作の映画)
3.5
この映画を観たのはインド旅行から帰ってきた後だったのだが、インドに行く前に観ておけばよかったと激しく後悔した。ダラムサラに行けば良かった!
とにかく1発で主人公、ダライ・ラマ14世のファンになってしまった。幼少期からダライ・ラマとなり、世界の潮流に流され続け、ついにはインドへ亡命…激動の時代を生き抜いた彼の言葉には、一つ一つに説得力があり、力があり、感動させられる。
この作品で傑出してるのは、やはり毛沢東とダライ・ラマの会話シーンだと思う。なにより毛沢東がメチャクチャ怖い!カリスマ性があって、知性もあり、その上で確固たる信念もあるというような人物描写で、「あ、この人には絶対勝てないな」という絶望感を、ダライ・ラマと一緒に味わった気分。
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