赤尾慎之介

クンドゥンの赤尾慎之介のレビュー・感想・評価

クンドゥン(1997年製作の映画)
3.8
幼な子が高僧に見出され、ダライ・ラマ14世に即位するまでを描いた前半は見ごたえがあったが、中国に飲み込まれて行く後半はやや盛り上がりを欠いた。もう少し、ダライ・ラマとして生きていく苦悩や葛藤のような心情をものがたりの中心に据えてもよかったように思う。

映像は見惚れるほどに美しい。砂絵の曼荼羅が印象に残る。
赤尾慎之介

赤尾慎之介