モカ

迷子の警察音楽隊のモカのレビュー・感想・評価

迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)
3.0
この映画、自分が今年観た映画の中でも屈指の地味さを誇ってました。

エジプト警察音楽隊のおじさん複数人(7~8人くらいだったかな?)が演奏に行ったイスラエルの地で迷子になり、その日のバスもなくなってその場に立ち往生。

たまたま道を聞きに立ち寄った食堂でひと晩ご厄介になることになったものの、寝る場所がないからと3グループに別れて行動することに。
ひとつは食堂、ひとつは食堂の女将さんの家、ひとつは食堂にいた男性の家にそれぞれ寝泊まり。その一期一会を綴った映画でした。

本当にどうでもいいような、日常の1ページを映像化したような作品で、ひたすらに地味です笑
地味ながらも淡々とした味わい深さはあるみたいで、自分も退屈だなーと思いながら、なぜか最後まで観てしまいました。
『コーヒー&シガレッツ』とか、ゆるっとした映画が好きな人は好きそう。

あと音楽隊の皆さん、エジプトとイスラエルって隣の国なのに、まるで地球の反対側に来てしまったかのような謎のアウェイ感が出ててなんかリアルです。両国間の壁はいまだ大きいですね。
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