記録。
迷える8つのスカイブルー。

オジさんたちの水色の制服が印象的なイスラエル産コメディ映画。

演奏のためイスラエルに招待されたエジプトの警察音楽隊。間違って会場がある町とよく似た名前の別の町に辿り着いてしまった彼らが、一宿一飯の提供を申し出てくれたご当地の人たちと交流する様を描く。

個人的にあまり得意ではないオフビートな作風で、ストレートに笑えるかというとそうではない。

8人からなる音楽隊の面々も、生真面目で遠慮がちな団長とちょっと不真面目な若手、あともう1人以外はほぼセリフもなく没個性(見た目は割と濃ゆいが)で印象薄し。

でもなんか不思議と観れちゃう。

ちょっと状況違うけど、迷子ってのは親近感湧くんだよなぁ。僕すごい方向音痴だから。見知らぬ土地に身を置くことの不安ってのは良く分かりますよ。

そんな時に触れる優しさってのは格別に有り難いんですよね。知らない人との噛み合わなさもリアルでした。

イスラエル映画🇮🇱なんかこれ好き〜💕💕

エジプト🇪🇬とイスラエル🇮🇱は隣り合わせの国、2つの国の人々が、ぎこちないながらもささやかに交流する一夜を描いたヒューマンドラマ✨

物凄くシュールな笑い🤣と少しの悲哀🥲と慈悲💗とが絡まり合っています。
ちょっとカウリスマキっぽい雰囲気なので、好みは分かれるかな？
カウリスマキよりは観易いと思う😆


エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊の8人が、イスラエルの空港に到着したところから始まる。彼らはある文化センターから招聘されて演奏する為にやって来た。
ところが手違いからか迎えが来なく、自力で行こうとするが言葉も通じなく、何もない辺境の町に立ち往生してしまう。
町の食堂の女主人ディナからの好意で8人は3箇所に分かれて一晩を過ごすことになる。

長い歴史があるらしい楽団はたった8人になり消滅寸前。団長は堅物で融通が利かない。若い団員カーレドとはジェネレーションギャップがあり、いつも対立してしまう。その父子のような2人のやりとりが面白い😂

ディナが美人な上に無防備どころか、自分からオジサンの団長に誘いをかけるのが面白い😂
イスラエルの女性の服装はかなり規制があるイメージなのに、ディナは色気ムンムンに誘いまくるんです😍
カーレドは23歳で地元の純粋な若者の恋路を応援したり、その晩は結局ディナとベッドイン💞

とにかく、イメージの違うイスラエルを観れるし、音楽隊なのでラストは楽器演奏と団長の歌声で終わるのですが、全然雰囲気と違う音楽が流れるのもオツ♬

『Summertime』🎶
そして、私の大好きなチェット・ベイカー🥰で『My Funny Valentine』

オチはカーレドが好きだというチェット・ベイカー🎺を、実は団長はアルバムの全部持っていて大好きだったと解ること♬😘


ゆる～い味わいのおかしみが溢れています、お勧め〜🌟

エジプトはアレキサンドリア警察音楽隊一行は招待されたイスラエルの空港に着くも、待てど暮らせど迎えが来ない。
見知らぬ土地で乗り込んだバスは彼らの目的地とは一文字違いの田舎町。
小さなカフェを営む女性ナディに一晩店に泊めてもらうことに。

しばしば歪み合ってきた両国は話す言葉も違うため、拙い英語でぎこちないコミュニケーションをスタートさせる。

彫りの深い顔立ちの彼らだからこそ似合うターコイズブルーブルーのユニホームが中東の暑さによく映える。

時間を気にすることなく人と人の距離を縮める少しシュールで不器用な、ありそうでなかったロードムービー。

ラストでようやく聞ける彼らの演奏も心温まる。



〜以下余談〜
ここ最近エジプト人と日常的に話す機会が多いのですが、文化や言語、知れば知る世界は面白い！と実感する今日この頃。

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