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ターミネーターの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

ターミネーター(1984年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

核戦争後の 2029年に生き残った人類と意識を持った機械たちとの抗争を背景に、人類側リーダーの母サラを抹殺すべく機械側が現代(1984年)に送ったヒューマノイド殺人機械ターミネーターと、その抹殺を阻止すべく人類側が現代に送った男カイルとサラのコンビとの、LA を舞台にした死闘。2029年のリーダー目線で、1984年に送った実父カイルが母と結ばれて自分が生まれる、という親殺しパラドックスのヴァリエーション、時間軸上の因果関係のループをストーリーの核に据えた、タイムトラヴェルものの先駆性が光る。加えて、序盤に筋肉美を見せつけたターミネーターが、終盤で骨組みのみになってなお執拗に殺人に挑む異様さが圧巻。ラストの圧縮機はご都合主義過剰だった笑。テクノワールというクラブ、そこで流れるシンセポップを筆頭に、背景がとても 80年代。テーマ曲は 7/8 拍子で、こちらも 90年代にかけてクライムやアクション系で流行る変拍子テーマ曲の先駆。劇伴はチープシンセだがシーンごとにツボおさえており悪くない
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