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紅の翼の一のレビュー・感想・評価

紅の翼(1958年製作の映画)
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安部徹があっという間に射殺される主観ショットのオープニングのつかみがかっこいい。それから素晴らしく不躾で慌ただしい中原早苗を堪能すれば、狭いセスナ機内での密室サスペンスへ。裕次郎のセスナ操縦シーンはフェティッシュすら感じさせる異常な丹念さ。気合い入った空撮もさることながら、山崎善弘と藤林甲の撮影・照明コンビの仕事もさりげなく冴える。
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