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紅の翼のすずすのレビュー・感想・評価

紅の翼(1958年製作の映画)
3.1
八丈島に向かうセスナ機に三名。破傷風の子供を救う為、血清を届けるセスナ機に乗り込んだパイロット(石原裕次郎)、美談の取材に同行する新聞記者(中原早苗)、しかし飛行機をチャーターしたのは殺し屋(二谷英明)で…

中平康監督の良さは空気を演出する事で、本作の様に物語を語らせると、お粗末になりがち。日活の演出部に緻密さが薄かったのか、理由は判りませんが、ヒューマニズムは似合いません。

モダンなインテリ階層を描く時にこそ、彼の演出は冴える気がします。
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