こぅ

地獄特急のこぅのレビュー・感想・評価

地獄特急(1957年製作の映画)
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サイ🦏・エンドフィールド監督による、
イギリス産、漢の【ダンプ・アクション】。

浅野君のレヴューに惹かれて鑑賞の巻。


前科者のジョー、通称トム(スタンリー・ベイカー)はホーレッツ運送会社に就職。
そこでトムは美しいルーシー(ペギー・カミンズ)と、一番の飛ばし屋レッド(パトリック・マクグーハン)と出会う。
稼ぎのいい砂利運搬、往復回数の優勝商品の影に思わぬ死の罠が…。


ホーレッツ運送を
事故ったレギーの代わりに働こうとジョー・イェートリー、通称トムが訪ねる。
テスト走行を経て、補佐のコートリー(ウィリアム・ハートネル)から合格をもらう(13号車)。
事務員のルーシーは、トムに気があるようだ。

10tのダンプで往復32㎞の砂利運びを最低でも12往復する。

宿で同社ドライバーのジーノ(ハーバート・ロム)と親しくなる。
バーに行くと
毎日トップ記録18往復する悪どいドライバー、レッド(1号車)とご対面。
トップは、純金製のタバコケースを手にできる。

翌日のトム初出勤、
レッドは寝坊、クラクション鳴らして道路から外れた路肩で無謀に追い抜くレッド、正しくヘル・ドライバーだ!
横道(近道)まで使ってトップに。
この近道は、悪路で並のドライバーには危険とされていた。

採石場で砂利を積んでいるとバックで押し退けてきて、、
やがてトムは皆から攻撃(妨害)されるようになる。

トムがついにレッドと同着になる。
1位になるには、、
ジーノが秘策を持ち込んだのだが、それが裏目に出てしまう。
トップの悪事をルーシーから聞かされ、、

クライマックス前の
病院でのルーシーを交えた友情の会話が中々泣ける〜の
補佐コートリーに暴いた悪事を叩きつけ、戦線布告 するトムにスカッとする!


クライマックスは、
トムがレッドへ復讐するタイマンダンプ対決!
危険とされる近道でのぶつけ合い、谷に落とされるのは⁈
ただ、
この危険な道のロケ地が残念で、もっと道幅狭くてヤバい悪路(山道)と深い谷底スリルを用意して欲しかった⤵︎

ラストは、
墓穴を掘る!!


総評:
カーアクション一辺倒ではなく、緩急もある。
ドラマパート(友情/人情)が充実していて、ラブパートは終盤の盛り上がりの為に作用させて全く ベタベタ していない。
トムとレッドの肉弾戦があるのも抜かり無い、全体通して 漢の骨太アクション として良き。
漢気のスタンリーと悪党のパトリック共に好演。
ただ、特には作用しないハンパなキャラやドラマは見つかった⤵︎
重要じゃないドライバーの1人として、本作デヴューのショーン・コネリー(27)と、後にマンダムの公私共にパートナーになる美女、ジル・アイアランド(21)出演も見どころ⁈
こぅ

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