地上波にて。
今は違うし今津線とは違う路線やったものの元阪急電車ヘビーユーザーなので、これは嬉しいテーマ設定。あのあずき色の車体といい駅構内のアナウンスといい、とてつもなくセンチメンタルな気分になるよね。
そしてメインキャストほぼ全員が関西人という徹底っぷり。自然やわーおばはんグループホンマにうっとうしいわー宮本信子おばあさんイイ女やわー。
主題歌はこれも関西出身のaiko。自分は男やけど、女性アーティストの中でaikoが一番好きなんよね。
歌詞は別に共感せんねんけど、ただ「好き」というテーマひとつだけで何曲も何曲も詞を書けることに、感心するとともに狂気を感じます(笑)。よくもまぁ恋人への気持ちを、アンドロメダとかミルクとかカブトムシに例えられるもんやなぁと。
でも、メロディはキャッチーやし、コード進行も凝ってるし、なんせイントロのセンスが物凄くいい。どの曲もいちいち渋くてかっこいいんよね。
おっとこれは映画レビューじゃなくてaikoレビュー。
とにかく、最後の中谷美紀のセリフ、「この世界も悪くないよね」っていうのが心に染みる。「いいよね」じゃなくて「悪くないよね」ってところが人生の大変なことを思い馳せつつも、でも頑張ろうって思える。
どっちかっていうと女性向けの映画やけども、鑑賞後ちょっと元気をもらえる好きな映画のひとつです。