ダンディー

阪急電車 片道15分の奇跡のダンディーのレビュー・感想・評価

阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)
4.8
2023年、85本目(ドラマ除く)。

平均3.6という低めの評価に驚き。
私、邦画の中では3位以内に入るのに。
こんなに優しくて心温まる
素敵なお話なのに。

昔、母と一緒に映画館で観て、
ほぼ最初から最後まで泣いてたけど、
その後小説も買って呼んだし、
さらにDVD借りて観てまた泣いて、
かなり久しぶりに今回観て、
結局また最初から最後まで泣いた。

最初の中谷美紀と宮本信子のお話が
あまりにもストレートに響いて、
そこで一回涙腺やられてるから、
正直、谷村美月と勝地涼の回とか
そこまで泣く必要ないはずやのに、
なぜかそこでも泣いてるっていう。

戸田恵梨香のあの役いいねぇ。
相武紗季兄妹に救われて
友達同士で抱き合って
泣いてるシーンからの、
今度は自分が胃痛のオバチャン助ける。
しかもオバチャン助けてる時の戸田恵梨香は
かなりカッコいい。
あんな女になりたいって心底思った。

いじめられてる女の子に
今のあなたはカッコよかったよって
声をかける中谷美紀も
全てが吹っ切れててカッコいい。

一番素敵なのは、間違いなく宮本信子。
今の世の中には、
ちょっとお節介なおばあちゃんが
必要なのかもしれないよなぁ。
「どうやら私を本気で怒らせたようね」
最後の宮本信子はホンマにカッコいい。
こんな人に巡り会えたら、
ホンマにきっと人生変わりそう。

芦田愛菜ちゃん、可愛かったなぁ。
この映画、ホンマに好きや。
疲れた現代の大人たちはこの映画を観て、
癒されるべきなんちゃうかな。
ダンディー

ダンディー