三谷幸喜氏が「大好き」らしいので鑑賞。
ナタキンの、映画史に残る妖精のような美しさがここにも刻まれている。ハンクはマーロン・ブランドっぽい。フラニーがふらつく彼が山崎銀之丞ぽい…ってアダムス・ファミリーのお父さんか！！
82年の映画ということもあり、映像効果が多用されていて時代を感じる。BGMの歌で男女の心情を描いているため、なんとなくテンポがゆったり。てかこれ大通りも空港も全部セットなの！？
やること全部やりつくして3週目みたいな、付き合って5年のパートナー。飽きたはずなのに、飛び出して一目惚れした相手と首尾よく結ばれたはずなのに、この翌朝の気だるさはなんだ。一目惚れした相手と結ばれたら、日の出のように胸が震えるはずじゃないのか。あるよねぇ、「こいつ早く帰んないかな」って…（笑）
情と情熱の間。男女の永遠の不思議。くたびれた肌馴染みの良い毛布を選ぶか、夢みたいな打ち上げ花火を追うか。
まぁウディならもっと上手く撮っただろうな（笑）
