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ガールフレンド・エクスペリエンスのtulpenのレビュー・感想・評価

3.5
1時間$2000の高級エスコート嬢の数日間。
ストーリーそのものはシンプル、というより言葉にしちゃえばなんだかあまりにも普通。
そこらへんのおねえちゃんのアバンチュールとさして変わらず。
だけど、散りばめられた台詞や映像を、パズルのように組み立てながら観るのがなかなか楽しい。
それもこれも、主演のチェルシー(サーシャ)の魅力が大きい。
要は彼女を受け入れられるかどうかがこの映画の大きなポイント。

サーシャがポルノ女優だということに期待し過ぎると肩すかしを食うかもしれず。
だけど あのラストシーンに
たった今まで観ていた彼女と違うストレートで猥雑でプロフェッショナルなエロさが見えドキリとしました。

監督・撮影・編集のスティーヴン・ソダーバーグ 。
監督20作目となったこの作品。
初めて『セックスと嘘とビデオテープ』を観たときに思ったことを再び感じました。
 
ソダーバーグって女の趣味はいいんだよなぁ…w


今はもうない静岡ミラノにて。
2010.9/30 (41) 通算1211
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