前から気になってた一作。
ハジョンウとチョンドヨンの二人だからっていうのが大きいが。
韓国映画にしては肩肘張らずものすごく緩い作りだが、その分の余白というか、とにかくハジョンウのキャラクターが魅力的に描かれていた。
こういう人たらしで誰とでも仲良くする大人は大概信じられないもんだが、どこまでも嫌味がなくて、ダメな奴なんだけど好きにならずにはいられない絶妙な人物像。
ストーリーも借金返すために色んな人に借りに行くだけのストーリーだが、いやーなかなかに面白い。
二人の過去もちょっとずつ明らかになっていくし、どんどんハジョンウが魅力的なやつに見えてくる。
韓国映画の隠れた傑作と位置付けていいと思う。
韓国映画通算71本目