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ホーム・アローン2のhirokiのネタバレレビュー・内容・結末

ホーム・アローン2(1992年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

置き去り事件の1年後、例年の家族旅行。今度はちゃんとみんな一緒に出発して、何も問題はないはずだったのだが、、、
空港ではぐれたケビンは、フロリダに行くはずがニューヨーク行きの便に間違えて乗ってしまう。

同じキャストで贈られるシリーズ2作目。今度の舞台はニューヨーク。たった1人で大都会を満喫するケビンはやはり天才だと思った。ホテルのフロントマンをコケにするところや、ラストの泥棒退治は圧巻で、やられている側が少し可哀想に思えるくらいコテンパンにしていた。

ケビンの常套手段でもある、暴力映画のセリフで驚かす場面が今作にもあって、個人的に好きなんだけど、こんなに暴力的なものが世に溢れているんだなと少し驚きもあった。日本の暴力映画よりもコミカルなんだけど、理不尽さは強い気がした。

鳩を手懐ける女性とのやり取りの中で、何でも役に立つ時に使わなければ、そのうち使えなくなってしまうというケビンの言葉があり、とても納得させられた。傷付くのが怖いとか、今使ってしまうのは勿体無いというような感情が邪魔をして、本当に大切なものを失ってから気づくなんてことになったらいけない。今この時を大事にすること、そしてその勇気を持つことの大切さを教えてくれた気がした。

1作目でもそうだったが、2作目も母とケビンの再会シーンで泣いてしまった。離れていた親子が再会する、ただそれだけのことなのにこんなにも感動してしまうのは何故だろう。おそらくだが2人の役者の表現力によるところが大きいのではないかと感じる。やはり誰が演じるかというところは1番大切なのだと思う。

1作目と同じかそれ以上の満足度だった。シリーズものでクオリティを維持することは中々難しいことだと思うので、製作に関わった全ての人に賛辞を送りたい。素敵な作品をありがとうございます。
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