滝和也

GANTZの滝和也のレビュー・感想・評価

GANTZ(2010年製作の映画)
3.5
今から採点お
はぢぬる… 

黒い玉に召喚された
死人…いや死ぬ寸前
だった者たち…

生きたければ…謎の
星人たちを打倒せ…。

「GANTZ」

圧倒的な画力で究極の厨二病的不条理世界を描き出し大人気となったSF長編漫画の映画化、前編。実はちょこっとずつかじり読みしているので何となく知ってるというレベル。最終回近くは読んでたかな…(笑)なので兎に角広げた大風呂敷を塞いで終わったイメージ(^^)です。二部作でもね…それ故纏めるなんて無理無理と分かってみてましたから…そんなに酷くはないと思いますよ…。

ストーリーは冒頭書いた通りでしかなく、ウルトラQかアウタースペースかと言う荒唐無稽な内容。普通の就活中の大学生玄野が幼馴染の加藤と共に人を助ける為命を落としかけ、黒い玉GANTZに選ばれる所から始まる…。こうなると如何に怪しげな星人をリアルに動かし、凄まじいアクション描写を特撮で実現するかだけなんですよね。

漫画のストーリーは端折るしかないし…どう合っても無理が出る…特に黒野が粋がって前に出る嫌なキャラに突然変わり、何故そんな彼に付いてくのか良くわからんし…(笑)

まぁそれを置いといてもCG及びダイナメーション的な古めな特撮を合わせて、かなり頑張ってますよ…。アクション連発で飽きない状況でしたからね。原作漫画の突飛さやコミカルな良い部分を活かしてますし。

地味に松山ケンイチがいるのがデカい。この時期何をやらせても巧みに熟す役者でしたからね。感情表現が豊かな加藤役はアタリです。嵐二宮が主役玄野ですが…僕は余りニノを評価してなくて…何処か意地悪そうな黒野役が合ってただけな気が…(笑)妙ちゃんに吉高由里子がいて…これも意外にアタリ(笑)夏菜の役は彼女頑張ってましたが…上手いセクシー女優さんを探して入れた方が良かったかなと。原作漫画のもう一つの強みの部分が中途半端になりましたね(笑)本田奏多のイキりキャラ…アレは似合ってましたね…。

謎のみを残して後編へ続くわけですが…パーフェクトアンサーはないわ…無理筋過ぎるし、そんなにイキリ上がらなくてもと思いましたのでハードルは下がりました(笑)
滝和也

滝和也