原作とはかなり異なるとはあったが、確かに文楽(人形浄瑠璃)で観た時は、男女の情念の中にもおかしみや滑稽さもあったが、この映画はドロドロだ。
樋口可南子は美しく、藤谷美和子は可愛い。年代は異なっても…
【早すぎるデジャブ、のち悲劇】
物騒なタイトル…って思ってたらタイトルまんまだったけど、怖さより執念さが勝利。
箸にも棒にもかからん感じの男に弄ばれる女たちの図かと思いきや…おお怖い笑
あの足踏ま…
ビデオで観た当時は、ザラザラ画面で集中できず、ただ堤さんだけを観ていた。
ようやく綺麗な映像で観ることができ、
近松の入り口くらいには立てた気が。
情念にとらわれる樋口可南子が美しい。
藤谷美和…
堤真一演じる親のない青年の、居場所の無さから来る怒り。
愛が執着が憎悪に、簡単に変わる危うさ。
愛し方も愛され方も分からないまま、抱えきれない寂しさは暴力になる。
女が愛を注いでも、渇いた心には何も…
近ころは歌舞伎やらの古典演目がみたくてみたくて仕様がない感じやったんで、検索かけたら五社監督っちゅう特典付きでコレみはじめたんですが。評価低めなんは他の五社作品と比較してのことなんか?近松原作と比較…
>>続きを読む確か、小池真理子さんの美男子俳優エッセイでこの作品の堤真一さんに言及されててチェックしていた映画。漸く観ました。
近松門左衛門の文楽は観てないけれど、こちらは原作から改変されてる所も多いようです。
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松竹撮影所