片腕マシンボーイ

女殺油地獄の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

女殺油地獄(1992年製作の映画)
2.8
あれ、マシンボーイってば五社監督もしかしたら合わんのんか?とも思ったが……そもそも代表作の「吉原炎上」も「鬼龍院花子の生涯」も「極道の妻たち」も「肉体の門」も観てないっつ〜ね!

上司の娘に手を出すのは辞めなさい!って話

そうね、マシンボーイが観てる五社映画2本は晩年の本作「女殺油地獄」と「陽炎」の2本やねん、なんで五社英雄監督好きの友近が熱烈プレゼンする「吉原炎上」やなくてフィルマでもスコア低めのその2作観てんねん?って……
マシンボーイ別に五社監督のんが観たかったワケちゃうもの!マシンボーイ樋口可南子のん観たかっただけやもの!ぺろぺろぺろぺろ

まぁね!マシンボーイってば寅さんでマドンナやった時の樋口可南子に一目惚れして以来色々と出演作観ているんやけどね、今まで観た中でなら本作が1番イマイチやったかもしらんね!
なんと言ってもタイトルが「女殺油地獄」!とかもはや最強やん!北村龍平監督の「真夜中の肉電車」!と並ぶ最強タイトル双璧やん!とも思ったんやが、いや〜名前負け甚だしいんよ、まぁ地獄っちゃあ地獄な状況ではあるんやが、主演のふたり樋口可南子も堤真一も自業自得ならぬ自業地獄状態のしょ〜もない地獄やしねぇ、もっと女の血と燃えあがる炎に阿鼻叫喚なるん期待してもうたからば、褌振り乱し股おっぴろげて油の中を転がる堤真一にはまるで一昔前のローションバラエティーくらいの楽しみしか見い出せんかったんよ……スンスン

その点前作「陽炎」は話のおもんなさは同様ながら、高品格さんのカッコ良さ!お目当ての樋口可南子も本作より素敵なキャラやったし、なにより終盤のギラーミン映画のようなスペクタクル!と見どころは多かったよねぇ
まぁ1番素晴らしい樋口可南子は「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」に違いねぇけどね!ぺろぺろ

はぁ、殺した女を油淋鶏に調理しモグモグするサイコパス映画期待したのが悪かったが、まさか近松門左衛門の人形浄瑠璃が原作とはねぇ……、下卑た性欲のいざこざなしょ〜もない話の割に気品があるんは近松味なのか?五社味なのか?とりあえずマシンボーイとは合わんかったわぁ!スンスン