たんぽう

ゴジラVSモスラのたんぽうのレビュー・感想・評価

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)
3.9
やはりゴジラ映画は、その時代に合ったメッセージ性を放ってますね。今回は『自然破壊』。

地球は生き物なんだとか、「地球は怒っているんです」とか、現在も言われていてリアリティのある台詞だったり。国会議事堂や名古屋のテレビ塔やみなとみらいで、人間による自然破壊によって現れた怪獣達が暴れて街はめちゃくちゃ。実在する都市を舞台に暴れてくれるから、いっそうメッセージを強く感じるというか。 そこが「怪獣もの」と「ヒーローもの」の違いなんだなあとまた強く感じました。

各怪獣も、登場人物も、とてもわかりやすくて良いストーリーだったと思います。けれどこれ、ゴジラいなくてもよかったんじゃ…とも思いました。
人間の兵器を蹴散らしてビルをどんどん潰して、熱線吐いて、って今回もまた大暴れしてくれるし、「我々の常識を超えた存在なんだ」って台詞からも圧倒的に強い存在感を放ってはいるけれども、いまいちストーリーに絡めていないというか。笑
モスラ、バトラがすごく際立ってただけに少し残念。
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