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月曜日のユカのmaのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
3.9
ずっと観たかったやつがアマプラに来ていると気づいたので大喜びで鑑賞。想像していた映画とはかなり違ったけど、これはこれでイイ!
前衛的(!)な大人向け映画。主演が加賀まりこ様だからこそ成立している。本当に美しくてため息が出るわぁ。
主人公のユカがオードリーヘプバーンぽいヘアメイクでそれがすごく似合ってる。ところどころチャップリン風なコミカルなシーンが挟まれていたりして、とにかく監督がやりたいことを詰め込んでいる印象。2021年に観てもかなり前衛的に感じるので、60年代当時はもっとアーティスティックでアダルトな雰囲気を醸しだしていたのではないかしら…。ごちゃごちゃしているのにちゃんと製作者が伝えたいことがはっきりわかる。絶妙なバランス感覚。

ユカの奔放で激しい性格にも一応筋っていうものがあって、それを可愛らしくかつ美しく表現している加賀まりこさん、天才だあ。
中尾彬が良い役所なんだけど、若い頃ってあんなに爽やかなハンサムだったんだ!とびっくり。
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