しらす

月曜日のユカのしらすのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
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話はつまんないけど加賀まりこ演じるユカのくちびると表情の可憐さで飽きずに観られる。と、途中まで思っていたけどちゃんとオチ?があって意外とおもしろかったかも。しゃがんでパパをじっと見る彼女のふくらはぎのうつくしさ、カタルシス。
ユカのファッションがかわいすぎる。シンプルな黒い下着に透けるアウター、どことなく少女らしさを残したドレス姿、シンプルなタートルネック、全部かわいすぎる。真似したい。そもそもこの映画観たきっかけが下着のデザイナーさんがコラムに書いてたからなんだけど、黒いレースのショーツ、本当に絶妙な大きさでめちゃめちゃかわいかった。
ラストは不思議と爽快。なにもかんがえてないんじゃなくて全てどうでもいいだけ? ファム・ファタールは他人(愛する人でさえも!)がどうなるとかどうでもよくて(内心それを気にかけていたとしても)己の快楽や欲望に正直すぎるあまり他人を破滅させてしまうものだと思っているので、途中まで男に尽くそうとするユカはちがうと思っていたが、ラストでもしやそうだったかしらと思った。自分ののぞみがないからこその残酷さだと思った。
オサム良い男と思ったら中尾彬!? かっこよ。
たしかにちょっとヌーベルヴァーグ感あった。昔の映画の笑い声って銃声みたいだね。
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