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美女と野獣のmayaのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1946年製作の映画)
4.0
詩人の血から繰り返し、手袋と彫像、鏡、廊下に並ぶ扉という、コクトーの「文法」みたいなものは一貫していた。ちょいちょいサル入れてきたり小姓が籠の中鶏だらけにしてたり、笑いどころあるんだよな...
野獣のふるまい、目が哀しげだの声が優しいだの関係なく、めちゃくちゃDV男なんだよな、と思ってたんだけど、本作ついに「好きな女の惚れてる男の姿を奪い取って惚れさせる」という、化け物ムーブをかましてくれたので、いい感じに後味が悪かった。ぬるぬるした動きとか、馬のキラキラとか、どうやって撮ってんだよ...というカットがたくさんあって美しかった。
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