えむてい

籠の中の乙女のえむていのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.3
犬のように育てられる三人の子供たち。
がっつりモザイクが掛かってるところには不謹慎ながら失笑してしまった。
ギリシャは内戦あったり軍が独裁政治してたりと不安定な時もあったので外界との接触を断ち、父親は家族を守ろうとしたと見えなくもないかなと思ったけどあまりにも偏屈で抑圧的だなと思う。
ラストは父親の言うことを信じきった上での思い切った行動をしたのにぼかしたような描写で最初からラストまで言葉にできないもどかしさと気持ち悪さを感じた。
哀れなるものたちを観る前に、ランティモス監督の他の作品も観たい。
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