このレビューはネタバレを含みます
ボカしが多すぎますよ。
この映画にかかれば、人間なんてほんまそこらへんの動物と一緒で、可愛いペットみたいなものとでも、言いたいのでしょうか。
「ロブスター」に覚えた感触があながち外れてはなかったみたいです。
ヨルゴス・ランティモスは狂ってます。
シド・フィリップスですか?
人間になりたい人間たちの、淡くて愛おしい青春譚。
思考実験「メアリーの部屋」みたいな顔して、飼われた人間たちの心理を本気で考えたおままごとが繰り広げられます。ストーリテリング自体は、「エクス・マキナ」はじめ、AI独り立ちモノと似てる。
ここではない、あそこでもない、何処か遠くを夢見ては、本当の自分像や、ありふれた幸福を求める主人公が、念願叶って彼岸へ赴きますが、その先は果たしてどうか。
この一連の文脈が人間そのものを現しているのだと言うなのら、そんな気にもなってくるわけですね。