shinichiro

籠の中の乙女のshinichiroのレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.6
◎ オールナイトヨルゴス・ランティモスの世界①
特に前知識なく行ってしまったので激描写に乙女たちと同じような叫び声をあげそうになった。
痙攣ダンスは衝撃的だった。
姉妹、兄弟?たちの蒼白な表情や引き攣ったような素直さが前面にでた笑顔に戦慄する。
耳フェチパパの暴力的なしつけ方はもはや笑うしかない。Fly me to the moonにあわせて改めて愛情を語る。
お金の存在がなかったり、飛行機が落ちてきたり、独特の言い換え言葉があったり、臼歯が抜ける時が成人の標とか独自のルールが徹底されているがやがて破綻を迎えるのだろうか、、
プッシー(明かり)への物々交換を通じての目覚め。
色々なところで多かれ少なかれ良い意味でも悪い意味でも息苦しさを感じる状況に当てはめたくなるような意味ありげな体験でした。
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