観た回数:2回
直近の鑑賞:Amazon Prime(20.06.14)
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"私じゃないわ!ハンマーを持ったネコが窓から逃げてったの!"
"ママ、ゾンビを2つ見つけた!摘んでいこうか?"
こんなパワーワードが多数生まれた、ヨルゴス・ランティモス監督の怪作。
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【STORY】
"パパ" が価値観を完全に支配する世界に閉じ込められ、歪んで育った若者達を描く。
【現実ではできない実験】
「○○を知られないように子供を育てたらどうなるんだろう」とかって、たまに考えますよね。
でも非人道的だし自分の子供にそんなことを試そうとする人間は中々いないので現実にそんな子供を見ることはできません。笑
今作はそんな妄想の世界を限りなくリアルに作り上げた作品。
気持ち悪い内容ですが、好奇心をそそられる作品ですよね。
【気持ち悪さとシュールな面白さ】
後に数々の気持ち悪く独特な作品を世に出すランティモス監督ですが、
今作で既にその気持ち悪さ・独特さは存分に発揮されています!
変なダンスや犬の鳴き真似、映画のまねっこなど、気持ち悪いだけでなく、どこかに可愛げがあるバランス感覚も魅力ですよね。
"パパ" の口パクはとても気持ち悪くて印象的なシーンです。笑