この映画は、わたしみたいに観ている側からしたら、狂気じみてるだとか、変だなぁとか思うけれど、あの家族のあの一種のひとつの完結した社会の中ではあの状態が正常で普通なわけであって、うまく言えないけれど、…
>>続きを読む家長の歪んだ家族愛と、
歪みを疑問としない
兄妹の日々の営み。
ねじれた内情を
スッキリとモダンな空気で
お届けしてくる作品。
(ねじ込まれる感)
知ってる側のこちらから見たら
変態アブノーマル…
もちろん、笑っちゃうようなシーンもあったのだけれども、よくよく考えるとかなり怖い映画だった。
あまりにも閉鎖的な家庭で犬として育った子供たちの無知さは、ときにユーモラスでときに薄気味悪い。
果た…
ジョーズやロッキーのビデオという禁断の果実を齧り、真似るという原始的な行為から自我が芽生え(歯という代償を伴いながら)、家族という牢獄から脱走するという流れがあまりにも美しい。ただの露悪趣味じゃない…
>>続きを読むヴィレッジのような不自然な世界。子供たちも想像以上に大きくて、彼等の純粋さが図体に不釣り合いで、その違和感が異様である。
劇中のコンテンポラリーなダンス好きだ。結局、あのお父さんはどこに向かおうと…
めちゃくちゃ面白い。アート作品でありながらも次々にショッキングな展開が繰り広げられ飽きない作りになっていることに、身構えていた私はかなり驚いたし、偏っていて今にも崩壊しそうな狭い世界(=家庭)で何と…
>>続きを読む我が家のルール とシンクに咲く彼岸花
ロブスターの臭いプンプンと、光の加減から小道具まで。父の異常すぎる愛情が冷血な澄んだ空気に蓋をする。プッシーの例文・ゾンビを2つ見つけた!・パーティのダンス……
このレビューはネタバレを含みます
自分の日常とはあまりにもかけ離れた『日常』がそこにあった。
あの両親は何がしたいのか?
この作品から何を汲み取れば良いのか…
自分の頭の中にある知識となんとか繋げ合わせるとすれば、
似てるの…
ロブスターもそうだけど固定カメラで低い位置に構えているシーンが多く、かなり変わった切り取り方をするなぁという印象。それが映画自体に奇妙さとか独特な間になっているんだと思う。北欧映画のノリに近い。人間…
>>続きを読む根の深い永久歯である犬歯が生え変わるのを待つそれは、まるで羽が生えるのを待つくらいファンタジーだ。
それ以外は全てのことが地続き。なぜこれを携帯と呼ぶ?なぜこれが光?
宗教、法律、道徳など、多く…