このレビューはネタバレを含みます
「ロブスター」を見る前の予習として見たが、何とも言えない作品だった。ハネケの映画に通じるものがあるかも。淡々と描かれる実質上閉塞した家庭が淡々であるがゆえに逆にひしひしと怖いと思った。
犬歯が抜けた…
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狂気のダンスに自由を託して
提示された世界を受け入れるしかないのか とか 言葉と物の関係なんて偶然の結びつきだったことを思い出したりする。
世界から逃げ出したいと思うこと
窓のない家を思い出し…
『ロブスター』もだが、こちらも笑えばいいのか怖がればいいのか感情が混線する。
『ロブスター』が愛と婚姻について物語る試みなら、こちらは家族という国家と洗脳について物語る試み。
外界を遮断し高い壁で…
『健全な家庭に、狂気は宿る』
生まれて初めて属する社会集団である家族。
そのリーダーを務めるのは親であり、彼等が法律なのはどこの家庭もそうだろう。
しかし、この法律(教育上のルール)は子供にとっ…
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不穏。最初っから最後までずっと不穏で痺れた、好きな作品。
外の世界を知らないまま大人になった姉妹と弟だったけど、長女が映画を見て生まれ変わるというシークエンスに感動。それも長女の台詞から推測するに…
恐らくとうに二十歳は超えているであろう子どもたちの小学生のような振る舞いが絶妙におぞましい。淡々と見せられる、マッドな家庭のルールが何だか宗教のようで、キリスト教原理主義の子どもたちを描いたジーザス…
>>続きを読む根本的に全てが歪んでいる日常。
設定が面白いと思って見てみたものの、BGMもほぼなく、とても静かに事が進んでいく。2回くらい寝落ちした。
ハマる人はハマるんだろうなーといった感じ。作中に充満してい…