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光の旅人 K-PAXのhymasuminのレビュー・感想・評価

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
3.8
K-PAXという惑星から光のエネルギーに乗って地球に来たというひとりの男性と、その男性を治療する精神科博士の、SFヒューマンドラマ。

何かのトラウマが原因で現実から逃げて光の彼方の惑星人と思い込んでいると考えて、人間に戻してあげようとトラウマの原因に近づいていくが、そこには悲しい事実があった。

この異星人を中心に、精神を病んだ人たちが目的を同じにして日常を育んでいく。
精神を病んだ人たちがなんかとても可愛い。
博士自身も家族への愛が甦るし、やっぱりこれは質の良いヒューマンドラマだ。

BOSSのCMみたいなセリフがいいね
そして、エンドロールがまた良い
  


(ネタバレ)




プロートは光のエネルギーが迎えに来て遠い惑星に帰り、部屋には抜け殻のような男が残る。本当に異星人がある男の身体を借りて地球にいたのか、精神を病んだ男の妄想なのか、どっちにも取れるのがこの映画の面白さだと思う。
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