mom

光の旅人 K-PAXのmomのレビュー・感想・評価

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
3.5
プロートの話すことはとても哲学的で、全宇宙の法則を知り尽くしている。
宇宙全体から見れば、人類の化学、思想は遅れていて、中でもK-PAX星人は家族を持たないことや、性行為が痛みを伴うことなどは、のちに理由が分かってくる。

プロートの正体は最初から察してはいたが、そう思わせない演出がいくつもあって、疑うよりも信じる方が心も穏やかになるし、自然なことのように思えてくる。

精神科医のマークとの関係がどうなっていくのか、プロートに何があったのか、最後まで興味を引く作りで、全体的にとても純粋で神聖なものを感じる。

ケヴィン・スペイシーの役作りは、『レインマン』のダスティン・ホフマンのようで、少しやり過ぎな感じもした。
mom

mom