90年代生まれ

光の旅人 K-PAXの90年代生まれのネタバレレビュー・内容・結末

光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネダバレありレビューなので
もし鑑賞前であるのならば閲覧しないことを強くお勧めします。
もしそれでも良い方は読んでください。

まず
この映画の注意点ですが、SF映画だと思って真剣に観ると
評価が下がってしまう可能性があるので
ファンタジー映画のカテゴリーのつもりで鑑賞することをおすすめします。

予告もそれほど見ずに鑑賞。
導入はすんなりわかりやすい。
誰が何をしたいのかがとてもわかりやすい。
精神科医の先生が
病人なのか宇宙人なのかを
解明するお話。
導入が良いので期待値が高まった。
ケビンスペイシーが
ちょっと不思議だけど
良い奴なので安心して見ていられる。
特殊能力がいろいろあるので
(どこまで信じて良いのかはわからない)
彼が宇宙人であるかのように見えてくる。
施設の人たちとも打ち解けてて
和やかな雰囲気になる。
天使にラブソングを
に近い連帯感が生まれる。

いろいろあってラストの解釈は意見が分かれるところでしょう。
ラストのベスがいなくなった事が気になるところです。
急にベスがいなくなるけど
ベスって誰だっけ?ってなった人も多いはず。それと
本来病院でこんな事になれば大事件です。その辺を言及しても仕方ないとは思いますが、、、

エンドロール後のパウエルの穏やかな表情から察するにベスもプローとケーパックスに旅だったというように考える事にします。

この映画の1番気に入ったところは
最後のプローの言葉で
「だからもし間違いに気づいたら今正すんだ。今この時、それこそが全てだから。」
このセリフに尽きます。
それこそがこの映画を見た意味です。