観た気もしていたが、哲学的SF作品としてお手本のような脚本。
ケヴィン・スペイシー演じる自称異星人の身元不明者が精神科病院に運ばれてくる。
担当する非常にサポーティブな精神科医を演じるのは、MCU脳の自分にはもはや悪人にしか見えないジェフ・ブリッジス。
何度も”キノコ、菌類”という表現が出てきたり、地球規模で生物のネットワークが存在するという話、K-PAXでは家族の概念が無く、むしろそれは人間を捉えてしまっている非合理な仕組みだという表現など・・・これも「幼年期の終わり」の人類の進化観の影響を感じた。
観てみて良かった。